40万円以上のクラリネットのおすすめは?
実売価格に基づいていろいろと紹介してきましたが、正直もうこの価格帯になってくるとクォリティはどれもプロの使用に耐えうるレベル。
最終的には好みで選んでください!になってしまうのですが、
音大生~プロによく選ばれるモデルをいくつかご紹介します。
このクラスはランキング化しません、みんな違ってみんな良いんだもの(笑)
替え指レバーや音程補正キーの有無などの違いはあるものの、そこまで頻繁に使うものでもないので、楽器選択の決定打にはならないと感じている人も多い項目かと思います。
クランポン Tosca
音大生・プロはこの機種か次に紹介するフェスティバルが多いですね。
R13系統の設計になっています。
ハッキリしているのに丸く、とても良い響きの楽器です。
音量もかなりあるので、大きなホールで吹くにも安心です。
ただ、エフェクターか何かついているのか!?というくらい鳴るので、初中級者には吹きこなせず却って音が汚くなるかも…
この楽器は元々、クラリネットに使われるグラナディラという木材を粉砕して固めた「グリーンライン」という名の新素材で製作したものを基本として設計されているのですが、相当な鳴りを持っています。
違和感がある人も多いので、試奏は必須でしょう。
クランポン フェスティバル
トスカが出る前は、フェスティバルとプレスティージュが最高峰と言われる時代が長かったのですが、フェスティバルの方が人気がありますね。
トスカが暴れ馬のように感じる人は、こちらが良いでしょう。
またまた、R13系統の設計を持った楽器です。
豊かな柔らかい音色で、吹奏楽でもよく見かけます。
ある程度抵抗感がある楽器なので、それなりに経験がある人(中高どちらもなど5年前後)の方がこの楽器の良さを引き出せそうです。
学生時代に借り物のフェスティバルを吹いていたことがありますが(普段はC13でした)、他のパートの人が聞いても低音の懐の深さみたいなものが違うようです。
選定品と、状態の良いR13を持っている人向けの下取りプランを貼り付けておきます。
ヤマハ SE ArtistModel
ヤマハの最高峰モデル、プロ奏者でもこちらに買い替えている人が散見されますね。
私はまだ試奏していないのであまり詳細まで言及できないのですが、クランポンやセルマーから乗り換える人もいるので、かなり期待が持てそうです!
試聴している分にはかなり煌びやかな印象ですね。
セルマー プリヴィレッジ
セルマーの最高峰モデルで、とにかく吹奏感がよくなっています!
セルマーというと重い吹奏感で吹きにくいと思っている人が多いと思いますが、そのイメージを払拭するモデルです。
スロート音域の音色がくっきり響きますし、音程のとりやすさなども特筆すべきものですね。
セルマー レシタル
セルマーといえばこのモデルをイメージする方も多いであろうモデルです。
くっきり艶やかに朗々と響きます。
非常に良い響きで皆さんにおすすめしたいところですが、吹奏感が重めです!
また、重量自体も重いことから、小柄な女性や学生さんの使用は難しそうです。
私は同価格帯のセルマー シグネチャーを使っていますが、シグネチャーにない響きがあって大好きな楽器です(もう少し体力があったら吹きたかった…)。
つらつらと紹介しましたが、もう本当に好みなので(笑)、いろいろと試してみてくださいの一言に尽きます!
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