グリーンライン考察
グリーンラインって何?
クランポンのカタログなどを見ると、グリーンラインという素材が存在しているのに気がつくと思います。
かなりざっくり言うと、グリーンラインとはグラナディラの粉末を固めて作られたエコな素材です。
環境に優しい・環境の変化に強い・割れない(その代わりボキッと折れることがあります💦)・個体差が小さいなどのメリットがあると言われていますね。
実際どうなの?
意外とプロで使用している方は少ないのか、あまり見かけない気がするのですが…
クランポンが言うようなメリットが事実であれば、もっと普及していてもおかしくなさそうなものですよね。
あまりレビューも見かけないですし、躊躇する方も多いと思います。
グリーンラインの楽器を吹いてみた感想としては、まずは物理的な重さがやや気になる人もいるかもしれません(セルマー吹きの方はさほど気にならないかも)。
音色はやや暖かみに欠ける気がしますが、音域が変わっても比較的均質な響きが得られ、鳴らしやすいです。
一番厄介だと思ったポイントは、水滴の量がハンパないということ💦
ただでさえポタポタ垂れてきて迷惑な水滴、これってかなりのマイナスポイントになりませんか?
しかも水滴が溜まりだすとなんだか吹奏感が変わるというか、嫌な抵抗が増える感じ。
私なら正直、わざわざこれを選ぶことはありませんね…
パーツ単位での使用はおすすめ
個人的には、バレルだけグリーンラインというのはありです!
トスカのグリーンラインは特に鳴りがいいので、下級モデルにつけると音量や響きがぐんとアップします。
最近はICONシリーズが出ているので、そちらとトスカのバレルを比較してみて好きな方を選べばいいと思います。
あまりグリーンラインにこだわらず、上級機種のバレルをつけてみるとかなり鳴りが良くなるので一度は試してみてほしいですね。
余力があればベルを変えてみてもいいでしょう。
バレル・ベルだけ在庫している店は都心以外はあまりないので、実店舗で選ぶ場合は事前に電話等で確認しておきましょう。
在庫を集めてくれることもあります。
気が向いたらポチっとお願いします♪